青年期における口腔衛生意識、歯科疾患の実態、および歯科疾患と全身疾患との関係性の調査研究

 保健・健康推進本部(保健センター)・歯科において,「大学生における口腔衛生意識、歯科疾患の実態、および歯科疾患と全身疾患との関係に関する調査研究」を行います. 学校歯科保健では大学生の歯科検診は義務付けられていないため,口腔内の状況や歯科保健に対する意識についての報告がまだまだ、乏しいのが現状です.青年期には,生活習慣の変化によってむし歯のみならず、歯周病が増加すると言われていますが、その実態の詳細は良くわかっておらず,対策もあまりたてられておりません.さらに,むし歯や歯周病などの口腔内疾患は,全身の病気との関わりも示唆されていますが,青年期におけるそれらの関係はあまり良くわかっていません.東京大学保健・健康推進本部・歯科では,本学新入生を対象としたアンケート調査の結果(2017年から2019年まで)を集計・解析し、青年期における口腔衛生意識のレベル、歯科疾患の実態(罹患の有無・頻度),および歯科疾患と全身疾患との関係の有無を検討することを目的としています.データはランダム化を行い,お名前などの個人データは入力されません.さらに個人情報については各種法令,東京大学規則,東京大学保健・健康推進本部個人情報保護内規にもとづき,個人の不利益にならないよう,十分配慮して集計を行います.集計データは研究終了後に廃棄します. 集計データから得られた結果は,全国大学保健管理研究集会や日本口腔ケア学会などで発表する予定です.
 この研究によって健康管理の状況が向上することで,直接的間接的に皆様の健康増進にもつながると思います.このことにつきまして,学生・教職員の皆様のご理解とご協力をいただけますよう,お願い申し上げます. この件に関して,同意しがたい事項がある場合,または疑問がある場合は,その旨を保健・健康推進本部(保健センター)歯科までお申し出ください.お申し出のない場合は同意していただいたものとして取り扱わせていただきます.
 以上,ご理解,ご協力いただけますよう,重ねてお願い申し上げます.

令和元年9月 保健・健康推進本部保健センター 歯科 連絡先:本郷・駒場地区 歯科 阿部雅修 電話:03-5841-2586