本学学生における生活環境と喫煙に関する実態調査

喫煙は、肺がんや食道がんをはじめとした悪性新生物だけでなく、COPD、虚血性心疾患、うつ病など、多くの疾患のリスクファクターであることが知られています。健康維持のためには喫煙しないことが重要となりますが、一度常習的な喫煙によりニコチン依存症になると、禁煙は補助薬を用いても成功率50 %に満たないほど難しいとも言われています。そのため喫煙開始を未然に防ぐことが大切であると考えられます。本邦における法的喫煙可能年齢は、多くの人が大学在学中に達する20歳です。そこで、本学学生における喫煙の現状および影響を及ぼしうる生活状況を調査・解析し、今後の健康教育に生かすことを目的とします。

本研究の成果として健康教育に役立つ貴重な知見が得られる可能性があり、本学学生の健康に資することのみならず、広く国民の健康増進に貢献できることを目指しております。学生の皆様のご理解とご協力をいただけますようお願い申し上げます。 研究には健康診断および質問紙で得られたデータを、匿名化と集計により個人が特定されない形で利用します。本研究で得られた結果は、学会や論文誌等で発表する予定です。匿名化されたデータを解析した結果を公表するので、結果から個人を特定することはできません。また、質問紙において解析の同意が得られなかったデータは扱いません。プライバシーは完全に保護されます。

この研究に関しまして、質問がある場合、同意しがたい事項がある場合などは、その旨を保健・健康推進本部内科までお申し出ください。追加のお申し出のない場合は、同意していただいたものとして取り扱わせていただきます。 以上、ご理解・ご協力いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

問合せ等連絡先:東京大学保健・健康推進本部(電話 03-5841-2583) 助教 垂井愛