東京大学に在籍する留学生と日本人学生における口腔衛生関連調査

<研究期間が終了しました>

大学における学生生活では、勉強、部活やアルバイト等に時間を多く費やす傾向が強いことが想定され、睡眠時間も短く、生活自体が不規則になりやすい傾向にあります。そのため、ご自身の歯科に関する意識についても希薄になりがちであることから、口腔に対する意識の向上や、ライフステージを加味しながらセルフケアとプロフェッショナルケアの相互の重要性を意識していただく必要があると考えております。 この度、東京大学本郷キャンパスに所属する学生さんのうち、平成24年4月1日から平成25年3月31日までに本郷保健センター歯科を受診された方を対象として、口腔状況についての調査・まとめを行います。生活背景や環境の違いが、歯科保健行動にどのような影響を与えているかについて、後ろ向きに調査を行い、実態を明らかにすることで、歯科保健活動や予防的口腔支援として、今後の大学生活の向上に役立たせて頂きたいと考えています。  東京大学保健・健康推進本部(保健センター)歯科では、初診時、皆さんに問診票を記入していただきます。また、歯科医師により、現在歯数、未処置歯数、処置歯数などの現病歴、口腔清掃状態、歯石・着色の程度、歯肉の状態、顎関節の異常、歯列・咬合の状態などの所見が診療録に記載され、保管しております。このデータを基礎資料として、調査や比較検討などをさせて頂きます。データは匿名化を行うため、お名前など個人を特定できるような情報は含みません。データは、専ら集計などの分析作業に用い、個人の不利益にならないように十分配慮して行います。 集計データから得られた結果は、口腔衛生学会などで発表させていただく予定です。この研究により、健康管理の状況が向上することで、直接的・間接的に、皆様の健康増進にもつながると考えております。このことにつきまして、学生・教職員の皆様のご理解とご協力をいただけますよう、お願い申し上げます。 この件に関しまして、同意しがたい事項がある場合、または疑問がある場合には、その旨を保健・健康推進本部(保健センター)歯科までお申し出ください。お申し出のない場合は、同意していただいたものとして取り扱わせていただきます。 以上、ご理解・ご協力いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

平成26年5月 保健・健康推進本部(保健センター)歯科 連絡先:大久保 和美、大里 愛 電話:03-5814-2586