大学生における歯科疾患の実態調査 および歯科保健衛生に対する意識と行動に関する研究

【本研究は予定の研究期間を終了しました。ご協力ありがとうございました。】

 

 保健センター歯科において,「大学生における歯科疾患の実態調査および歯科保健衛生に対する意識と行動に関する研究」を行います. 学校歯科保健では大学生の歯科検診は義務付けられていないため,口腔内の状況や歯科保健に対する意識についての報告がほとんどありません.大学生というみなさんの年代では,検診義務がないために,むし歯の発見が遅れたり,生活習慣の変化によってむし歯や歯周病が増加したり,顎関節症,親知らずが腫れるなどの特徴があるといわれておりますが,その実態は良くわかっておりませんし,みなさんの年代に対する対策もあまりたてられておりません.
 東京大学保健・健康推進本部(保健センター)歯科では,希望者に対して歯科検診,歯石除去,小さなむし歯の治療,口腔相談を行っています.過去の診療録およびレントゲン写真から得られた疫学調査(2000年から2009年まで)によって,受診者の口腔内の状況についての実態を調査検討することを目的とし,平成20年より調査研究を行っております.今回は対象年度を2009年まで追加して調査を行います.データはランダム化を行い,お名前などの個人データは入力されません.さらに個人情報については各種法令,東京大学規則,東京大学保健・健康推進本部個人情報保護内規にもとづき,個人の不利益にならないよう,十分配慮して集計を行います.集計データは2013年には廃棄します. 集計データから得られた結果は,口腔衛生学会などで発表する予定です.
 この研究によって健康管理の状況が向上することで,直接的間接的に皆様の健康増進にもつながると思います.このことにつきまして,学生・教職員の皆様のご理解とご協力をいただけますよう,お願い申し上げます. この件に関して,同意しがたい事項がある場合,または疑問がある場合は,その旨を保健・健康推進本部(保健センター)歯科までお申し出ください.お申し出のない場合は同意していただいたものとして取り扱わせていただきます.
 以上,ご理解,ご協力いただけますよう,重ねてお願い申し上げます.

 

平成22年10月 保健・健康推進本部(保健センター) 歯科 連絡先:本郷地区 歯科 大木明子 電話:03-5841-2586