本学における自然気胸の定期健診発見症例のまとめ

<この研究は終了しました。ご協力ありがとうございました。>

自然気胸は、肺に穴が開き、空気が胸腔内に漏れる病気で、若年のやせ型の男性に多いとされています。胸痛・呼吸困難・咳などの症状が出現することが殆どですが、まれに自覚症状がなく、胸部レントゲン検査のみにて発見されることがあります。本学における学生健診にても、胸部レントゲン検査での自然気胸の発見例が散見されることから、そうした症例について後ろ向き研究を行い、その特徴を明らかにし、発見後のフォロー体制の整備などに役立てたいと考えています。

この度、2011年4月1日から2016年3月31日までに、学生健診にて胸部レントゲン検査を施行した方を対象として、胸部レントゲン所見とその他の健診データ(身長や体重、採血結果など)のまとめを行います。自然気胸を指摘された方に関しては、胸部レントゲン写真を再度読影し、肺の虚脱率などを測定するとともに、カルテを参照し、その臨床経過を確認します。

データの集計や解析は匿名化を行いますので、名前など個人を特定できるような情報は含みません。集計データから得られた結果は、呼吸器内科学会などで発表させていただく予定です。この研究により、直接的・間接的に、学生の皆様の健康増進にもつながると考えており、学生やご家族の皆様のご理解とご協力をいただけますよう、お願い申し上げます。

この研究に関しまして、質問がある場合、同意しがたい事項がある場合などは、その旨を保健・健康推進本部内科までお申し出ください。お申し出のない場合は、同意していただいたものとして取り扱わせていただきます。 以上、ご理解・ご協力いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

保健・健康推進本部内科 助教 三谷明久