感染症抗体検査
感染症抗体検査は、ワクチン接種やウイルス等に感染したあとに体内に生じる抗体を検出する検査です。
<感染症抗体検査でわかること>
特定のウイルス等に対する抗体を獲得しているかどうかがわかります。健康診断で実施する麻疹や風疹の検査では、過去に感染したものか、ワクチン接種の結果なのかは区別できません。
項目名 | (-) | (±) | (+) |
麻疹 IgG (EIA法) | 2.0未満 | 2.0~3.9 | 4.0~ |
風疹 IgG (EIA法) | 2.0未満 | 2.0~3.9 | 4.0~ |
医療関係者のためのワクチンガイドライン 第3版(日本環境感染学会、2020年) ※
疾患名 | 抗体価陰性 |
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陰性 | ~16.0 | 16.0以上 |
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陰性 | ~8.0 | 8.0以上 |
※医療関係者以外の抗体価の考え方についてもこれに準じて対応することが多い。
<感染症抗体検査で基準を満たさなかった場合>
上記基準を参考とし、検査結果やワクチン接種等につきましては、保健センターや医療機関にご相談下さい。
母子健康手帳や医療機関の証明書などで麻疹、風疹のワクチン接種をそれぞれ2回以上接種していることが確認できる場合には抗体検査結果に関わらず追加のワクチンは必要ない場合もあります。
検査結果の提出先に確認して下さい。
本学所属で業務や正課の授業、留学などによる海外渡航などの予定がある方はワクチンや検査のために保健センタートラベルクリニックを利用することもできます。
~トラベルクリニック~
https://www.hc.u-tokyo.ac.jp/guide/internal-medicine/travel-clinic/
健診結果を確認したら
健診結果はこちらで確認できます。健診結果で異常を指摘されている方は説明に従って医療機関を受診したり保健センターで保健指導を受けるなどしてください。
受診の結果は保健センター健康管理室へも報告してください。