LDH(乳酸脱水素酵素)

LDH

LDHは、肝臓をはじめ、心臓、腎臓、赤血球などのからだのさまざまな細胞でつくられる酵素で、糖質をエネルギーに変える働きをしています。LDHは何らかの異常で臓器が破壊されることにより、血液中に漏れ出し、数値が上がります。LDHは肝臓、心臓、肺、腎臓、血液、骨格筋などの病気や、悪性腫瘍で増加する場合もあります。

2021年度~ 実施分:IFCC法

 

検査会社
基準範囲
(IU/L)

健康診断判定基準

異常なし

軽度異常

要再検査・生活改善

要精密検査・治療

A

B

C

D

124 ~ 222

124 ~ 222

223 ~ 264

265 ~ 309

~ 123、310 ~

健康診断判定基準は基本的に日本人間ドック・予防医療学会の基準に準拠していますがLDHについては基準が提示されていません。東京大学の過去の検査データに基づいて上記のような基準を設定しています。実際の判定に際しては医師が個々の受診者の全体的な検査結果や過去の検査結果をふまえて判定を行います。

~2020年度 実施分:JSCC法

検査会社
基準範囲
(IU/L)

異常なし~

基準を外れています

軽度異常

要再検査・生活改善

要精密検査・治療

A

B

C

D

120〜240

400以下

401〜500

501以上