メタボリックシンドローム

日本では、2005年に日本内科学会などの8つの医学系の学会が合同してメタボリックシンドロームの診断基準を策定しました。下記の通り、内臓脂肪の蓄積があり、かつ血圧、血糖、血清脂質のうち2つ以上が基準値から外れている状態を指します。

メタボリックシンドロームの判定基準

(1)基準該当: 必須項目(腹囲)+ 選択項目①~③のうち2つ以上の項目に該当する者
(2)予備群該当: 必須項目(腹囲)+ 選択項目①~③のうち1つの項目に該当する者
(3)非該当: 上記 (1)、(2) に該当しない者

必須項目 腹囲
男性 ≥ 85cm
女性 ≥ 90cm
※内臓脂肪面積が男女ともに≥100cm2に相当
選択項目 ①血糖
血糖 110mg/dL以上
または
HbA1c(NGSP) 6.0%以上

※HbA1cは、血糖(空腹時又は随時)の測定未実施の場合のみ判定基準となります。
※血糖を下げる薬を服用・インスリン注射を使用の方は基準内であっても該当となります。

②脂質
中性脂肪150mg/dL以上
または
HDLコレステロール40mg/dL未満
※コレステロールや中性脂肪を下げる薬を服薬中の方は基準内であっても該当となります。
③血圧
最高血圧(収縮期)130mmHg以上
または
最低血圧(拡張期) 85mmHg以上
※血圧を下げる薬を服薬中の方は基準内であっても該当となります。