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炎症や組織細胞の破壊が起こると血清中に増加するタンパク質のことです。
炎症が起こったときに、24時間以内に急増し、2〜3日後には減少するので、炎症の早期診断に役立ちます。
この検査で病気を特定することはできませんが、病気の進行度や重症度、経過などを知るうえでは大切な指標となります。
炎症性の病気や、組織破壊を伴う疾患、急性胃炎、白血病、急性骨炎でも陽性になります。各種の検査を総合して診断が下されますので、炎症疾患の回復期や、潜在的な細菌感染症が疑われる場合は、再検査が必要になることがあります。
また、風邪などでも上昇することがあるので、この場合は、症状が落ち着いた時期に検査し、潜在的な炎症や疾患の有無を判定します。
基準範囲 |
基準値は外れているが問題なし(A2) |
要保健師面談(B1) |
医療機関受診が必要(C1) |
0〜0.3 |
0.3超〜1.0未満 |
1.0〜5.0未満 * |
5.0以上 |
*上昇の要因の有無による
東京大学保健・健康推進本部は基準範囲を上記としています