新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）ワクチン接種前後の抗体疫学研究にご協力頂いたみなさまへ

• 測定値について

① IgG (N蛋白) は感染により上昇するものの、N蛋白を抗原としないワクチン接種では上昇しないと考えられます。　
これは初回、２回目に測定したIgGと同じもので、過去の感染の有無の判定に用います。

②IgG (S蛋白) はワクチン接種、感染のいずれでも上昇すると考えられています。

• 返却項目変更について

  今回の新型コロナウイルスのワクチン抗体研究で当初選択した測定試薬ではコミナティ®の接種後にも期待した変化がみられなかったことから、海外の論文も参考に試薬を変更しました。今後は従前の試薬で測定したIgGの値と、新たに測定を開始した試薬による抗体価をお知らせすることとしました。
  詳細については研究遂行上支障が出る恐れがあるため少しお時間を頂き、研究成果を公表するまでの適切なタイミングで改めてお知らせ致します。研究実施中の変更になりボランティアの皆様にはご心配をおかけしますがご理解、ご協力、よろしくお願い申し上げます。