新型コロナウイルス感染症への対応〔学内向け情報提供〕

2020年7月17日

 4月7日にだされた緊急事態宣言は5月25日に解除の発表がありました。しかし東京大学のメインキャンパスがある東京・千葉周辺では新型コロナウイルス感染症の患者発生が続き、7月に入って報告される感染者数が急増しています。東京大学構成員はみなさん自身の安全、健康のため、また、同僚、友人の安全、健康のためにも、活動制限指針に沿って対応して下さい。

 国や自治体からも不要不急の外出をやめること、3つの密を避けること、を呼びかけています。新型コロナウイルスは接触感染(ひと→[もの→]ひと、の感染)、飛沫感染(くしゃみ、せきのしぶき)、限られた条件下でのエアロゾル感染(ごく微小なしぶきが空間中に漂う)が主たる感染経路と考えられています。外出、「3密」はこうした感染経路をつなぐ要因になってしまいます。人混みを避ける、咳エチケット、換気、手洗いなど感染防止に有用とされていることを自分の生活に取り入れながら、密閉・密集・密接の「3つの密を避けるよう注意して下さい。自分が感染しないだけでなく、自分から感染させないという社会の一員としての責任も考えてください。持病でかかりつけ医のある方は自分がとるべき感染対策については主治医とよく相談して下さい。

【医療機関受診の目安】

次の症状がある方は自治体の帰国者・接触者相談センターに相談してください。以下、厚生労働省ホームページから
○ 少なくとも以下のいずれかに該当する場合には、すぐに御相談ください。(これらに該当しない場合の相談も可能です。)
☆ 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
☆ 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
(※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
☆ 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)
センターでご相談の結果、状況に応じて受診案内があります。

 その他、新型コロナウイルス感染症全般に関する一般的なことはこちらもご覧ください

【お茶の水女子大学】新型コロナウィルス関連肺炎COVID-19に関する注意喚起について

お茶の水女子大学保健管理センター本田善一郎教授のご厚意により紹介しています。COVID-19の概要が非常にわかりやすく解説されています。

【東京大学】新型コロナウイルス感染症に関連する対応について

世界各国に留学中の日本人学生の皆さんへ(4月24日更新)】 文部科学省

【海外渡航での注意】

 感染が報告されている国・地域への渡航、滞在にあたっても日本国内同様、人混みを避ける、うがい、手洗い、マスク着用などの対応を行い、渡航先の最新の情報を入手するよう努めてください。渡航の必要性についても慎重に検討して下さい。相当の事情がない限り現状では日本を出国しないことを提案します。帰国が困難になっている方も相当いると報道されています。

日本 → 海外 〔現在全世界に対して「不要不急の渡航はやめて下さい。」の勧告が出ています。国や地域によってはさらに高い危険度が設定されています。

外務省 海外安全ホームページ (海外の感染症危険情報)

現在、新型コロナウイルス感染症に関連してさまざまな国や地域への渡航に関する勧告がでています。出張、旅行などの計画がある方は慎重に計画を立て、感染症への罹患のリスクが高い行動を避けてください。また、日本が新型コロナウイルス感染症のリスクの高い国とみなされ日本からの入国の制限や入国後の行動を制限している国や地域もありますので十分に情報収集を行い出張の行き先や時期については検討して下さい。

海外 → 日本

水際対策強化にかかる追加措置 厚生労働省

日本に入国するにあたって検疫等の措置が強化されている国、地域があります。帰国する際に影響がないかよく確認してください。