聴力

検査の概要

聴力検査では、オージオメータという器械を用い「1,000Hz(低い音)」と「4,000Hz(高い音)」が聞こえるかどうかを検査します。音は外耳から中耳を伝わり、内耳の蝸牛にある感覚細胞を刺激し、聴神経を経由して脳へと伝えられます。しかし、この過程に何らかの障害があると、聞こえが悪くなる、いわゆる「難聴」と呼ばれる状態になります。東京大学での健康診断の聴力検査では1,000HZは30dB、4,000Hzは25~40dB(健診の種類により、使用する大きさ(dB)が異なります)の大きさで検査を行っています。この音で聞こえない場合には「所見あり」と判断されます。

聴力検査で異常があった場合

健康診断のオージオメータによる検査では、それぞれの周波数(Hz)で聞こえるか聞こえないか ということしか検査をしていません。このため、聞こえない場合の原因まではわかりません。耳鼻科で原因を調べることをおすすめします。本郷保健センターには耳鼻科がありますので、受診をして、相談することもできます。聴力検査で異常が見られた方は、HPで診療日時を確認して受診しましょう。ただし保健センターでもできる検査に限りがあるため、必要に応じて他の病院へ紹介となることもあります。