下水サンプリング実施のお知らせ

新型コロナウイルス感染症対策の一環として、豊島国際学生宿舎B棟の下水サンプリングを実施しているところですが、この度、内閣官房の委託を受けた三菱総合研究所が実施する「ウィズコロナ時代の実現に向けた主要技術の実証・導入に係る事業企画 下水サーベイランスの活用に関する実証事業」に参加することになりましたのでお知らせいたします。従来の下水サンプリングと結果のお知らせについても継続して参ります。下水サンプリングは建物の外で行いますので居住者の皆様は通常通りお過ごし下さい。

【下水から新型コロナウイルスが検出された場合】

下水サンプリングの結果は、新型コロナウイルスの検出の有無、検体採取日を居住者の皆様にお知らせします。下水からウイルスが検出された場合であっても、すでに死滅したウイルスである可能性もあります。また分析の性質上、「建物内に実際に感染している人がいるか」や「誰が感染しているか」は、わかりません。そのため、下水からウイルスが検出されたことにより、宿舎の利用制限や居住者の皆様の行動制限は発生しませんのでその点はご安心下さい。

今回の実証事業に参加することで、本事業での下水検査で新型コロナウイルスが検出された場合には豊島国際学生宿舎B棟の居住者のみなさんは保健センター等に出向くことなく新型コロナウイルスのPCR検査(唾液)を受けることが出来ます。検査費用は三菱総合研究所が負担しますが、豊島国際学生宿舎B棟居住者の皆様が検査を受ける場合には、結果の管理や陽性だった場合の対応、その他の健康・医療上の相談は保健・健康推進本部(保健センター)が行います。検査結果は
https://hcresult.adm.u-tokyo.ac.jp/medical/result
からUTokyoアカウントでログインした上で個別に確認して頂きます。検査結果は個人と紐付く形で三菱総合研究所が知ることはありませんが、個人が特定できない形で集計した検査結果は三菱総合研究所と共有されます。集計した検査結果以外の情報(宿舎居住者の氏名など)が三菱総合研究所と共有されることはありません。
この内容に同意して検査を受ける方はこちらのフォームに回答してください。本事業にかかる検査受検の同意はご自身で自由に決定してください。同意の有無によらず宿舎や保健センターの利用その他の東京大学の活動で不利益が生じることはありません。
なお、検査結果が陽性だった場合には保健センター医師が感染症法に基づく届出などの対応を行います。この法定の届出義務の履行については受検と結果共有の同意の有無によらず実施されます。

なお、下水で新型コロナウイルスが検出された際には、改めてご自身の体調、行動歴などを振り返っていただき、心配な点があれば保健センターに相談して下さい。保健センターでは新型コロナウイルスの検査を受けることもできます。

新型コロナウイルスは誰が感染するかわかりません。お互いに注意しながらも、感染した人を差別したり非難したりすることなく、思いやりの心とプライバシーの尊重をお願いします。

本件に関する問い合わせ先
本郷保健センター
COVID19_wastewater[at mark]hc.u-tokyo.ac.jp
本郷保健センター:03-5841-2573
駒場保健センター:03-5454-6168
柏保健センター :04-7136-3040